ネオンテトラとグッピーは熱帯魚の花形、最もポピュラーな熱帯魚です。
値段も安く、飼育の難易度も低いため、初めて熱帯魚を飼おうと検討する時、この2種類は候補に挙がる筆頭だと思います。
そんな、ネオンテトラとグッピーは混泳できます。
どちらも小型の熱帯魚であり、温厚な性格なので、小さめの水槽でも一緒に飼育することが可能です。
ただ、一緒に飼うにあたって注意した方が良いこともあるので、この記事ではそのあたりをまとめたいと思います。
実際にネオンテトラとグッピーを混泳させると、色的にも動き的にも水槽がより賑やか、華やかになって良いですよ。
この記事で分かること。
- ネオンテトラとグッピーの混泳の魅力
- ネオンテトラとグッピーを混泳させる時の注意点
ネオンテトラとグッピーを混泳させる魅力
ネオンテトラとグッピーを混泳させる魅力は、何と言っても彩りの華やかさでしょう。
ネオンテトラが鮮やかなブルーなので、グッピーは赤色の種がお勧めです。品種でいうと「フラミンゴ」や「フルレッド」と呼ばれる品種ですね。
特に、フルレッドは尾びれが大きく見ごたえがあります。
もちろん、ネオンテトラと同系統のブルーの色を持つ「ブルーグラス」などでも統一感のある水槽になります。
どの品種のグッピーもネオンテトラより一回り大きいので、ネオンテトラよりも数を少なめにして飼育すると良いと思います。
また、グッピーはオスメスのペアで飼育するとあっという間に繁殖するので、繁殖目的ではない場合はオスだけで飼いましょう。
グッピーはより華やかな方がオスです。
当ブログではブラックソイルの低床に黒のバックスクリーンでネオンテトラと赤のグッピーを混泳させていますが、どちらも色が映えて綺麗ですよ。
ネオンテトラとグッピーを混泳させる時の注意点
ネオンテトラとグッピーを混泳させる時に注意しておきたい点が1つあります。
ひとつは、水流の影響です。
ネオンテトラは比較的に水流を好む熱帯魚で、流れに向かって泳ぐ性質があります。
水流がある水槽でネオンテトラを飼っていると、水流に向かって泳いだり、流れに乗って流されたりと、水流で遊んでいる姿をよく見ます。
その逆で、グッピーは強い水流が苦手な熱帯魚です。
元々、グッピーは泳ぐのがあまり上手な熱帯魚ではありません。
特に、ペットショップやホームセンターで売っているグッピーは観賞魚として品種改良された主なので、見た目は奇麗なものの泳ぐのは苦手です。
ネオンテトラとグッピーを一緒に飼うときは、あまり水流を強くしないようにするか、ブロックや水草など避難できる場所を作るなどの工夫をしましょう。
- ネオンテトラは水流を好む
- グッピーは水流が苦手
- ブロックなどで水流から避難できる場所を作ろう
別の種類の熱帯魚を混泳させる時に気を付けなければならないポイントとして「気性」「水温」と「餌」もありますが、これらは問題ありません。
ネオンテトラもグッピーも温和な熱帯魚で攻撃性はないので、狭い水槽に多くの個体を飼育しない限り仲良く飼育できます。
また、ネオンテトラが好む水温は25度~28度、グッピーが好む水温は23~26度ですので問題なく混泳できます。
餌もテトラ用、グッピー用と専用の餌もありますが、どれを与えても問題ありません。フレークタイプの餌も顆粒タイプの餌もどちらも食べます。
このように、ネオンテトラとグッピーの混泳に関しては、特別な注意をしなくても問題なく飼育できます。
ただし、他の攻撃性の高い熱帯魚との混泳は避けてください。エンゼルフィッシュなどは攻撃性も高い上に大きく成長するので、ネオンテトラやグッピーとの混泳には向きません。
これらに気を付けて適切な環境でネオンテトラとグッピーを一緒に飼育すれば、水槽も彩り華やかになりますので、お勧めです。
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熱帯魚を飼育する時のお勧めグッズ。特に初心者の方にお勧めです。
ネオンテトラを始め、様々な熱帯魚に使える餌。
消化が良いため糞の量を減らし水質悪化を抑制します。
初心者や1人暮らしの水槽ならこれ。カラーボックスの上でもOK。
フィルターなどがセットになった「これだけでOK」なセット。お勧め。
低床にするならこれ。ネオンテトラの青色が映えます。バクテリアにより水を綺麗に濾過する機能もあります。
水を綺麗に濾過する納豆菌入りのブロック。濾過フィルタと合わせてあると水替えの頻度が減ります。
15㎝のキューブ水槽。小さいですが、これだけでネオンテトラ3、4匹なら飼えます。
ヒーター。30~40㎝の水槽ならこれでOKです。
酸素を出す石。エアーポンプが無くてもこれがあればOK。エアーポンプの音が気になる人にはお勧め。
水替え用のポンプ。便利ですが、30~40㎝水槽ならスポイトで十分です。
水替えに便利なスポイト。水槽の底のゴミ掃除も同時にできます。
水槽セット
ガラス水槽、外掛け式フィルターなど水槽立ち上げに必要なものが揃ったセット。
バックスクリーンを貼るために必要なものが揃ったセット。バックスクリーンは仕上がりが綺麗な糊タイプがおすすめ。
必須用品(ろ過・エアレーション)
ろ過装置とエアレーションは静かなものを。
ろ過装置・フィルタ
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。交換用のバイオパックもコスパが良い。
テトラ製より若干静音性に劣るが省スペース。交換用のスリムマットは若干コスパが悪いのでまとめ買いが良い。
エアレーション用品
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。エアストーンはアンビリーバブルAIRがおすすめ。
メンテナンス用品
水替えと掃除はこまめに。
水替え用品
水替え時の水道水のカルキ抜き。
善玉菌で水槽底のフンや残餌などの汚れを分解。
生きた「ろ過バクテリア」で素早く生物ろ過を立ち上げる。
掃除用品
水替え時の水抜きでお馴染み。砂利などの低床を丸ごと掃除できるのでアクアリスト必須。
磁石の力で水槽に手を入れずにガラス面を掃除できる。
水温管理用品
室内に置いた水槽なら小型のヒーターで十分。水温コントローラー内臓で26℃に保つ。
水面に送風して水温を下げるクールファン。夏には必須だが、送風音が大きいので生活スペースに置いた水槽には使いづらい。
その他
エサや水槽レイアウト用の流木や石など。
エサ(餌)
顆粒タイプ。沈下性があるので熱帯魚の種類が多い水槽にも良い。
顆粒タイプ。粒が小さいのでゴールデンハニードワーフグラミーも食べてくれる。
流木・石・活着水草
ミクロソリウムは幅広い水質に対応し、非常に丈夫な水草。流木や石への活着性があり、管理しやすいのでおすすめ。プテロプス、トライデントなど種類も多い。