LANケーブルでインターネット速度は変わります。
当たり前のようですが、これまで気にしていませんでした。たぶん、そういう人は意外に多いのではないかと思います。
今回、タイプ「CAT6A」のLANケーブルに変えたところ、速度が爆上がりしました。
当ブログでは、ずっと最初にネットを契約した時の付属のLANケーブルを使っていました。
NTT東日本から送られてきたものだったか、当時のプロバイダだったOCNから送られてきたものだったか忘れましたが、おそらく5年以上前のものです。
実は、これまでそれほど回線速度に不満はなかったので、LANケーブルにまでは気を使っていませんでした。
当ブログは楽天ひかりのIPv6を使っており、それで十分な速度が出ていたからです。
たまたま楽天モバイルの電波が室内に入らないことがあってRakuten casaを導入したところ、WANのインジケータが点滅していることに気づきました。
説明書に「通信速度を速くしたい場合は1000BASE-Tに対応したLANケーブルに交換してください」との記載があり、LANケーブル交換の必要性に気づいたわけです。
1000BASE-Tとは通信規格で、それにあったLANケーブルが必要になります。
通信規格 | 通信速度 | LANケーブル |
---|---|---|
10BASE-T | 10Mbps | CAT3以上 |
100BASE-T | 100Mbps | CAT5以上 |
1000BASE-T | 1000Mbps | CAT5e以上 |
1000BASE-TX | 1000Mbps | CAT6以上 |
1000BASE-TではCAT5e以上が必要ですが、LANケーブルの最大通信速度も考慮が必要です。
規格に対応していても、LANケーブルが適合していなければ、十分な性能を確保できません。
LANケーブル | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT5 | 100M bps | 100 MHz |
CAT5e | 1G bps | 250 MHz |
CAT6 | 1G bps | 250 MHz |
CAT6A | 10G bps | 500 MHz |
CAT7 | 10G bps | 600 MHz |
CAT7A | 10G bps | 1000 MHz |
CAT8 | 40G bps | 2000 MHz |
なお、伝送帯域が広いほど、単位時間に送られる情報量が大きくなります。
つまりは、カテゴリの大きなLANケーブルを使っておけば間違いないということですね。
ただ、値段との兼ね合いもあるのでCAT6Aを使っておけば十分だと思います。
古いLANケーブルを使っているひとはCAT6A対応のものに変えるだけで、50~100Mbpsくらい大きく速度改善される可能性があります。
読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。