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2022年02月に読んだ新書、単行本、小説、漫画。
- 書籍は付箋を貼った要点メモ
- 小説、漫画は感想を一言
2月は新書4冊、小説1冊、漫画1冊でした。
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新書
トランプVSバイデン | |
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著者 | 村田晃嗣 |
発売日 | 2021/11/17 |
個人評価 | バイデン、2期目はあるかな? |
トランプ登場の背景と原動力は? トランプ政権からバイデン政権へと、アメリカの政治と外交、社会の何が変化し何が継続しているのか?
- 88年から2008年の間に、先進国の富裕層と発展途上国の中間層の所得は顕著に伸びた。
- しかし、先進国の中間層と途上国の貧困層ではほとんで変化がなかった。いわゆる「エレファント・カーブ」現象である。
- 2020年のアメリカの国勢調査では、白人が60%、ラティーノが18%、黒人が13%だった。2060年には白人は44%、ラティーノは25%になるという。
- イギリスの首相ウィンストン・チャーチルのことば。
- 「民主主義は最悪の政治形態である。ただし、過去に試みられた他のすべての政治制度を除いては」
- 「アメリカ人は常に正しいことをする。ただし、他のあらゆる可能性を試みた後に」
- 「銃・病原菌・鉄」で知られるジャレド・ダイアモンドはアメリカの恵まれた地理的環境と豊かな天然資源、人口増大などを指摘して「アメリカを破壊できるのはアメリカ人自身だけである」と喝破している。
日本の構造 | |
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著者 | 橘木 俊詔 |
発売日 | 2021/3/17 |
個人評価 | ひとつのトピックが短いので広く浅く |
50の統計データで日本の「いま」を総点検。
- 1975~2007年の国立大学の授業料を比べると、伸び率に著しいものがある。実に45倍ほどもある。
- このことは本人(家計)の負担を増やし、国庫の支出を増やさなかったことを意味する。
- 日本は自殺率の高い国。人口10万人あたり18.5人の自殺率。
- 日本の家計貯蓄率はこの40年ほどで定価し、今では3~5%台の低水準。先進国の中でも低い貯蓄率のグループに属する。1970年代までは15~23%の貯蓄率だった。
- 社会保障制度の負担について。
- 第1に人間社会には世代間の不公平は避けられない不条理がある。
- 第2に年金を例にすると60歳で死亡したひとと100歳で死亡したひとでは数千万円という給付差があるが、これに文句を言う人はいない。
人の心に働きかける経済政策 | |
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著者 | 翁 邦雄 |
発売日 | 2022/1/24 |
個人評価 | 少し文節が長くて読みづらい印象 |
行動変容への働きかけと、デフレ脱却のための期待への働きかけ。似て非なる政策の違いを考える。
- 災害心理学者はヒトがパニックを起こしにくい心理として正常性バイアスを挙げている。
- 日常の些細な変動に過剰反応しないように、ヒトは予期せぬ異常や危険に対して、ある程度鈍感にできている。
- 現在バイアスの罠。将来の価値よりも今の価値が突出していること。
- プライミング効果。あらかじめ受けた刺激(先行情報)によって、ヒトの行動が影響されること。
- ナッジを応用したダークパターンは、ウェブサイトなどでユーザが本来は採用しなかっただろう選択に誘導するユーザ・インタフェース。
- 2020年1月、FRBが2%のインフレ目標を導入した当時のFRB議長バーナンキは各国の状況や歴史的状況により、適切なインフレ目標の数字が異なる可能性があることを強く示唆した。
人新世の資本論 | |
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著者 | 斎藤 幸平 |
発売日 | 2020/9/17 |
個人評価 | 冗長で読みづらい印象 |
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。
- 環境危機が引き起こす被害に、地球上の人々がみな等しく苦しむわけではない。食料やエネルギーや原料の生産・消費に結びついた環境負荷は不平等に分配されているのだ。
- 海に流れて見えなくなっていたプラスチックごみは、マイクロ・プラスチックとして、魚介類や水などのなかに交じって、私たちの生活に舞い戻ってきている。
- 私たちは毎週クレジットカード1枚分のプラスチックを食べているといわれている。
- IEA(国際エネルギー機関)によれば、2040年までに電気自動車は現在の200万台から、2億8千万台にまで伸びるという。ところが、それで削減される世界の二酸化炭素排出量は、わずか1%と推計されているのだ。
小説
合理的にありえない | |
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著者 | 柚月裕子 |
発売日 | 2020/5/15 |
個人評価 | 短編集で内容も軽いのでサクッと読めた |
上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰 な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決する。
- 「盤上の向日葵」の著者の作品。盤上の向日葵はあまり刺さらなかったけど、こちらは短編でサクサク進むので楽しめた。
漫画
薬屋のひとりごと(13巻)サンデーGX版 | |
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著者 | 日向夏, 倉田三ノ路, しのとうこ |
発売日 | 2022/2/18 |
個人評価 | 壬氏の正体が明かされる巻 |
壬氏の”秘密”、その全て明かされる!!
- 壬氏の正体が明かされ、思わず1巻から読み返してしまった。
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読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。
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