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【読書記録】2021年6月に読んだ本の要点メモと小説、漫画の一言感想。

【書籍レビュー】2021年6月
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2021年6月に読んだ書籍、漫画、小説について感想を書いています。

2021年6月は書籍4冊、小説2冊、漫画6冊でした。

アニメと映画ばっかり見ていて読書が捗りませんでした。dアニメストアでジョジョの奇妙な冒険を1部から見返し始めてしまったのが・・・。

書籍(新書/ビジネス/自己啓発)

AIの壁
著者 養老 孟司
発売日 2020/9/29
個人評価 いまいち

人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と喧伝されるようになった。解剖学者養老孟司が、4名の知性と語り合う。

バカの壁」の作者で解剖学者である養老孟司氏と著名人4名の対談形式です。棋士の羽生善治氏、経済学者の井上智洋氏、哲学者の岡本裕一朗氏、数学者の新井紀子氏の4名。特に新しい視点も意見もなく、AIについて論じるときにほとんどの本で見ることができる視点や意見ばかりだったように思います。

サクッとわかるビジネス教養 行動経済学
著者 阿部 誠 (監修)
発売日 2021/3/10
個人評価 おすすめ

プロスペクト理論、アンカリング効果、サンクコストの罠など、行動経済学をイラストで分かりやすく解説。実生活に応用できる内容です。

「サクッとビジネス教養」シリーズです。地政学や心理学、統計学など色々なシリーズが出ていますが、どれもおすすめです。行動経済学や心理学、脳科学などの本は結構読んでいるので、知っている内容がほとんどでしたが改めて知識が整理できました。

生贄探し 暴走する脳
著者 中野信子、ヤマザキマリ
発売日 2021/4/22
個人評価 超おすすめ!

自他ともに生きにくさを増すこの時代、脳科学者の中野信子さんと、時代も国も越えた体験を描く漫画家・随筆家のヤマザキマリさんが鋭く分析。

お馴染みの脳科学者の中野信子さんと、テルマエ・ロマエなどの作者である漫画家・随筆家のヤマザキマリさんの対談本です。ローマと現代を比べながら、他人を集団で攻撃する心理やコロナ禍の自粛警察、ネットの誹謗中傷などの事例を読み解いています。中野先生の本は読み飽きた感があったのですが、この本は暴君ネロなど、歴史と対比しながら対談されているのでとても面白かった。ヤマザキマリさんはイタリアで11年暮らし、外国人と結婚しているため中野さんに劣らず言葉に力があります。「プリニウス」も面白そうですね。

実践ポジティブ心理学
著者 前野 隆司
発売日 2017/8/10
個人評価 おすすめ

「マインドフルネス」「レジリエンス」など、近年注目のキーワードを包括するのがポジティブ心理学。より健康な精神、心を作り、普通の健康状態にある人が「どうすればもっと幸せになれるのか?」を追求する心理学の実践編。

友達の数は上限150人ほどと考えられており、この数をダンバー数という。友達は狭く深い関係よりも、広く浅い関係の方が幸せ度が高くなる。

行動経済学でも出てくるプロスペクト理論の業績のあるカーネマンはノーベル経済学賞を受賞している。経済と幸せの関係は互換性があり、日本では600万円くらいが限度でそれ以上はあまり幸福度の上昇がみられない。

社会的課題解決のための活動参加意欲が幸福度と関係している。自分が幸せになりたいのなら人を幸せにするべき。

子供は三人が一番幸せ。友達の数と同じで三人までは相関が高いが、それを超えると幸福度が少し下がる。

小説

祈りの幕が下りる時
著者 東野 圭吾
発売日 2016/9/15
個人評価 おすすめ

明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。

東野圭吾の「加賀恭一郎」シリーズで、阿部寛、松嶋菜々子による映画化もされました。シリーズを通して描かれている加賀刑事とその母の物語の謎が解決します。複雑に絡み合う人間関係を通じた謎解きが読みごたえがありました。

危険なビーナス
著者 東野 圭吾
発売日 2019/8/9
個人評価 おすすめ

弟の明人と最近、結婚したという楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。恋も謎もスリリングな絶品ミステリー

映画化もドラマ化もされた人気の小説。映像作品はどちらも見ていないので、原作を初見で楽しめました。予想外な人物が犯人、といういつもの東野作品。恋もスリリング・・・というほどはなかったかな。

漫画

図書館の大魔術師(5巻)
著者 泉 光
発売日 2021/6/7
個人評価 超おすすめ!

故郷で培った体力と運動神経の良さから実技の成績がズバ抜けてよいシオ。そんなシオを一方的にライバル視する首席合格者のアヤ。シオは彼女に歩み寄ろうとするが、逆に機嫌を損ね「あなたと私達とじゃ覚悟が違う」と言われてしまう。彼女がシオを敵視する理由とは…? そして未だ姿を現さない同期メンバーとは一体?

今、当ブログが最も推している漫画。少しずつネタバレしながら進行していく形なので、この巻でも次代の図書館の大魔術師が誰かと、シオの役割も明かされました。アヤやオウカを始めとするシオを取り巻く友人たちがどう物語に絡んでくるかも楽しみです。

虚構推理(15巻)
著者  城平京、片瀬茶柴
発売日 2021/5/17
個人評価 おすすめ

とある山中で起きた3人が死亡した事件。その原因は実は「キリンの亡霊」によるもので‥!? さらに、その現場には、あの“桜川六花”がいた!? ついに再会した琴子と六花。

アニメ化もされた怪奇ミステリの15巻。14巻でキリンの亡霊の導入部が描かれ、この巻は実際の事件が起きる回です。謎解きは次の巻まで持ち越しですが、久しぶりにオカルトと人間関係が複雑に絡み合った謎解きになりそうです。

幼女戦記(21巻)
著者 東條 チカ、カルロ・ゼン
発売日 2021/5/26
個人評価 おすすめ

フランソワ共和国軍残党との南方大陸戦。

文字も絵も相変わらずのボリュームです。この巻から登場するロメール少将と部下のコントが楽しいですね。

薬屋のひとりごと(8巻)
著者 ねこクラゲ、日向夏
発売日 2021/5/25
個人評価 おすすめ

猫猫の出生の秘密が明かされ、のちに重要な人物と判明する新しい友達が登場・・・!

ねこクラゲ先生の絵は素晴らしいが、コマ割りやセリフ回し、ストーリー展開などに違和感を覚えるのはここしばらく同じ感想。薬屋のひとりごとはビッグガンガンコミックスとサンデーGXコミックスの2つのコミカライズがあるが、ストーリーの描き方は後者の方がしっくりします。

進撃の巨人(34巻)
著者 諫山 創
発売日 2021/6/9
個人評価 おすすめ

「進撃の巨人」ついに完結。

ついに34巻で進撃の巨人が完結。結末には賛否両論あり、雑誌掲載時から追加された描写にも賛否両論があります。手放しのハッピーエンドでは終わらないと思っていたけれど、なかなか複雑な終焉でした。

ONE PIECE(99巻)
著者 尾田 栄一郎
発売日 2021/6/4
個人評価 おすすめ

倭の国でカイドウと麦わら海賊団の決戦開幕

やっぱり次にルフィの船に乗るのはヤマトなのかな。ただ、麦わらの一味には入らない気がする。

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