2021年5月に読んだ書籍、漫画、小説について感想を書いています。
2021年5月は書籍4冊、小説2冊、漫画1冊でした。
特に良かったのは『新型格差社会』ですね。漠然と思っていたことが整然とまとめられていて頭が整理できました。これからの時代を生きていくのに一読の価値ありでした。
書籍(新書/ビジネス/自己啓発)
新型格差社会 | |
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著者 | 山田 昌弘 |
発売日 | 2021/4/1 |
個人評価 | 超おすすめ |
格差是正の実践こそが、人生100年時代の世界共通語となる。日本が階級社会に陥る前に、格差を直視し分析することが肝要だ。
「家族格差」「教育格差」「仕事格差」「地域格差」「消費格差」の5つの格差を各章で解説しています。これまでと、今と、これからの3つの視点で書いてあり、どれも漠然と感じているだろうことが整然とまとめられています。疑いようのない現実を直視して考えるために必読の一冊でした。
企業の天才。江副浩正 8兆円企業リクルートを作った男 | |
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著者 | 大西 康之 |
発売日 | 2021/1/29 |
個人評価 | まぁまぁ |
常識を軽々と超える思考と行動。時代のはるか先まで見通す先見性。リクルート創業者、江副浩正こそ、日本が誇る最大の「起業の天才」だった。
分厚い一冊で文量も多いので、読むのに結構時間を要します。リクルート創業者がどのように会社を立ち上げ、大きくしてきたのかを綴っています。リクルートといえば、リクナビやインディード、ホットペッパー、SUUMOなど多角的企業。しかしICTの分野でも先駆的な位置にいます。キャッシュレス決済のAir Payとかも有名。その成り立ちを創業者視点で知れて面白かった。
時代背景やその時代だからこその価値観は今とは違いますが、若い世代の刺激になる一冊です。しかし、ほんとに泥臭い時代だったんだなぁ・・・。
藤井聡太論 | |
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著者 | 谷川 浩司 |
発売日 | 2021/5/21 |
個人評価 | まぁまぁ |
「天才は天才を知る」。レジェンドが迫る巨大な才能の秘密。谷川浩司九段が藤井聡太二冠(棋聖、王位)の強さのゆえんや現代AI将棋についての考えを語る。
将棋中継を見ることも多く、藤井聡太二冠、谷川浩司九段のどちらも好きなので、書店で見つけてすぐ買いました。藤井二冠の特徴や強さの背景などを、谷川九段の経験や棋界のデータと比べながら谷川九段の見方を述べています。将棋好きでなくとも楽しめるかと。
どうせ死ぬから言わせてもらおう | |
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著者 | 池田 清彦 |
発売日 | 2021/5/10 |
個人評価 | まぁまぁ |
同調圧力よ、サヨウナラ! 人気生物学者が直言する、唯一無二の辛口批評。
ホンマでっか!?TVでお馴染みである池田先生の本。池田先生のメルマガを加筆修正して書籍化したものです。メルマガを元にしているだけあって池田節が全開です。新型コロナウィルスや環境問題、人生観など多様に言及されています。タイトルからも想像できるとおり、半ば愚痴になっていますが。
小説
美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 | |
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著者 | 西尾 維新 |
発売日 | 2015/10/20 |
個人評価 | いまいち |
十年前に一度だけ見た星を探す少女―私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、校内のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。
アニメ化もされたので原作を読んでみました。西尾維新原作のライトノベルで、これが第1巻です。正直、いまいち面白くなかったです。続巻を読むことはないでしょう。キャラクターとしてもいまいちだし、ミステリとしてもいまいち。というかミステリじゃなく何でも屋の物語という感じです。請負屋というか・・・でもストーリーが薄く、西尾維新の作品としては期待外れでした。
盤上の向日葵(上下巻) | |
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著者 | 柚月 裕子 |
発売日 | 2020/9/24 |
個人評価 | まぁまぁ |
埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一瞬に挑もうとしていた。重厚な人間ドラマを描いた傑作ミステリー。
将棋をモチーフとした小説です。現在の描写と過去の描写が入れ替わりながら描かれていくスタイルです。アニメ化もした「蜘蛛ですが、なにか?」みたいな表現方法ですね。ミステリーとしてはどうかな・・・と思います。結末はかなり早い段階で想像できます。ただ将棋を通じた人物描写は生き生きと描かれていました。将棋の知識はなくても十分楽しめます。
漫画
ランウェイで笑って(21巻) | |
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著者 | 猪ノ谷 言葉 |
発売日 | 2021/5/17 |
個人評価 | おすすめ |
千雪の所属事務所「Mille neige」がなくなる──? 東京ファッションウィークの審査結果を待つ育人のもとにもたらされた、非情な宣告。
いよいよ次の22巻が最終巻とのこと。楽しみです!
読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。