水槽のバックスクリーンの貼り方を説明します。
まず、バックスクリーンは主に2種類あります。
- フィルムタイプ・・・ガラス面に水を塗布して貼り付ける。
- プラスチックや厚紙タイプ・・・セロテープで貼り付ける。
おすすめはフィルムタイプです。
ガラス面との間に隙間ができないので、圧倒的にきれいに仕上げることができます。
当記事ではこちらを説明します。
セロテープで貼るタイプは簡単ですが、バックスクリーンとガラス面との間に水滴や汚れ入ると汚くなります。
また、水槽にぴったり合わせてカットするのが難しかったり、セロテープが目立ったり、貼った跡が残るのもデメリットです。
フィルムタイプのものはガラス面にぴったりと貼りつき、ガラス面からはみ出すこともないので、きれいに仕上げることができます。
ただし、フィルムタイプのものは水槽をひっくり返して貼るため、すでに立ち上げ済の水槽には貼れません。不可能ではないですが、きれいに貼るのは難しくなります。
フィルムタイプのバックスクリーンを貼るときは、必要な道具が全て揃っているスターターキットを使うと便利です。
①ガラス面の汚れをハケで洗い流す
バックスクリーンを貼りたい面を上にして水槽を置きます。水が流れ落ちるので、下にバスタオルなどを敷いておきましょう。
霧吹きに水を入れ、食器用洗剤を1~2滴落として軽く振り混ぜます。水槽のガラス面に霧吹きしたら、ゴムへらをガラス面に沿って動かして汚れを洗い落とします。
しっかりと霧吹きして濡らし、力を入れずにゴムへらを動かします。何回か繰り返してガラス面をきれいにします。
②ガラス面を霧吹きで濡らす
汚れが落ちたら、再びガラス面に霧吹きしてガラス面を濡らし、バックスクリーンを貼っていきます。バックスクリーンの方にも霧吹きしてもいいですが、水槽側だけで十分ですし、バックスクリーン側に霧吹きすると貼りにくくなります。
③フィルムを貼る
バックスクリーンのフィルムを剥がしてガラス面に貼っていきます。あとで余分な個所は切り落とすので、上下左右ともはみ出るように大きめに貼ります。
なるべく入る気泡が少なくなるようにぴっちり貼っていきます。
④ヘラで気泡を抜く
貼り終わったら、バックスクリーンの上から霧吹きして濡らします。十分に濡らした後で、ゴムへらで押しながら気泡を抜きます。
1回できれいに気泡抜きはできないので、霧吹きとゴムへらを繰り返しながら気泡を抜いていきます。
⑤カッターナイフで余分を切り落とす
最後に、ガラス面からはみ出た部分をカッターナイフで切り落とします。カッターナイフを水槽のふちに沿わせるようにして切り落とします。
カッターナイフの切れ味が悪いとガタガタの切れ口になるので、歯を交換してからやりましょう。
スターターキットを使ったバックスクリーンの貼り方の動画もあります。カッターナイフを使って水槽の汚れをこそぎ落としたりしていますが、そこまでしなくても大丈夫です。
水槽セット
ガラス水槽、外掛け式フィルターなど水槽立ち上げに必要なものが揃ったセット。
バックスクリーンを貼るために必要なものが揃ったセット。バックスクリーンは仕上がりが綺麗な糊タイプがおすすめ。
必須用品(ろ過・エアレーション)
ろ過装置とエアレーションは静かなものを。
ろ過装置・フィルタ
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。交換用のバイオパックもコスパが良い。
テトラ製より若干静音性に劣るが省スペース。交換用のスリムマットは若干コスパが悪いのでまとめ買いが良い。
エアレーション用品
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。エアストーンはアンビリーバブルAIRがおすすめ。
メンテナンス用品
水替えと掃除はこまめに。
水替え用品
水替え時の水道水のカルキ抜き。
善玉菌で水槽底のフンや残餌などの汚れを分解。
生きた「ろ過バクテリア」で素早く生物ろ過を立ち上げる。
掃除用品
水替え時の水抜きでお馴染み。砂利などの低床を丸ごと掃除できるのでアクアリスト必須。
磁石の力で水槽に手を入れずにガラス面を掃除できる。
水温管理用品
室内に置いた水槽なら小型のヒーターで十分。水温コントローラー内臓で26℃に保つ。
水面に送風して水温を下げるクールファン。夏には必須だが、送風音が大きいので生活スペースに置いた水槽には使いづらい。
その他
エサや水槽レイアウト用の流木や石など。
エサ(餌)
顆粒タイプ。沈下性があるので熱帯魚の種類が多い水槽にも良い。
顆粒タイプ。粒が小さいのでゴールデンハニードワーフグラミーも食べてくれる。
流木・石・活着水草
ミクロソリウムは幅広い水質に対応し、非常に丈夫な水草。流木や石への活着性があり、管理しやすいのでおすすめ。プテロプス、トライデントなど種類も多い。