30センチの小型水槽を寝室に置いているため、静かなエアレーションを探していました。
静音性の高いエアレーションは水作の水心が有名ですが、2019年にジェックスがサイレントフォースという静音性の高いエアーポンプを発売しました。
熱帯魚ショップのデモで見つけ、当ブログでも導入したのでレビューします。
サイレントフォースのメリット
サイレントフォース2000S、サイレントフォース2500Sの2サイズあります。
当ブログでは30㎝の小型水槽に使っているので、小さい方の2000Sを使っています。
サイレントフォースのメリットは、売り文句でもある「低振動・静音」です。
エアーポンプで発生する音は「モーター音」「振動音」「気泡が水面ではじける音」の3種類ですが、サイレントフォースはモーター音と振動音がほとんどありません。
ジェックスのHPでは従来品より振動を約70%ダウンさせたと記載されています。
もうひとつのメリットは「壁かけ」に対応していること。
小型で軽量(520g)のため、100円ショップのフックなどを使えば壁にかけて使うことができます。
壁かけで使えば省スペース化にもなり、水槽よりも高い位置に設置できるので水の逆流も心配ありません。
音は静かですが、エアーポンプのパワーは結構強く、十分に空気を供給してくれます。
サイレントフォースのデメリット
デメリットがあるとすれば「エアー量を調節できない」ことです。
水作の水心はエアー量を調節できますが、サイレントフォースはできません。
小型水槽に設置してエアー量が強すぎる場合に、サイレントフォース単体で制御することはできません。
その場合は二又分岐などの分岐管でエアーを分散させたり、細かい気泡を作るエアーストーンなどを使うことで勢いをやわらげる必要があります。
おすすめのエアーストーン
サイレントフォースと合わせて使いたい、静音性を追求するためのエアーストーンを紹介します。
おすすめはタイムストップのアンビリーバブルAIR U-typeです。
東京アクアフォレストさんでも最強の静音性の組み合わせとして紹介されていました。
当ブログの30㎝水槽はこのエアーストーンとの組み合わせです。
いぶきエアストーンも試してみましたが、アンビリーバブルの方が圧倒的に音が小さいです。
シュワシュワと細かい泡が発生しますし、サイレントフォースとの組み合わせで、泡が発生するところまではほとんど音は気になりません。
唯一、泡が水面ではじける音が、少し気になるレベルです。
特に小型水槽で使っていると、エアーストーンと水面の距離が近いため、水面で泡がはじける音は大きくなります。
気になる場合は、先ほど紹介したような多分岐の分岐管を使ってエアーを分散するのが良いと思います。
デメリットであげましたが、サイレントフォースはエアー量の調節ができないため、水面での音はエアーストーンや分岐でコントロールする必要があります。
振動音、モーター音、エアーストーンから空気を排出するまでの音は、サイレントフォースでかなり静音化できると思います。
水槽セット
ガラス水槽、外掛け式フィルターなど水槽立ち上げに必要なものが揃ったセット。
バックスクリーンを貼るために必要なものが揃ったセット。バックスクリーンは仕上がりが綺麗な糊タイプがおすすめ。
必須用品(ろ過・エアレーション)
ろ過装置とエアレーションは静かなものを。
ろ過装置・フィルタ
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。交換用のバイオパックもコスパが良い。
テトラ製より若干静音性に劣るが省スペース。交換用のスリムマットは若干コスパが悪いのでまとめ買いが良い。
エアレーション用品
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。エアストーンはアンビリーバブルAIRがおすすめ。
メンテナンス用品
水替えと掃除はこまめに。
水替え用品
水替え時の水道水のカルキ抜き。
善玉菌で水槽底のフンや残餌などの汚れを分解。
生きた「ろ過バクテリア」で素早く生物ろ過を立ち上げる。
掃除用品
水替え時の水抜きでお馴染み。砂利などの低床を丸ごと掃除できるのでアクアリスト必須。
磁石の力で水槽に手を入れずにガラス面を掃除できる。
水温管理用品
室内に置いた水槽なら小型のヒーターで十分。水温コントローラー内臓で26℃に保つ。
水面に送風して水温を下げるクールファン。夏には必須だが、送風音が大きいので生活スペースに置いた水槽には使いづらい。
その他
エサや水槽レイアウト用の流木や石など。
エサ(餌)
顆粒タイプ。沈下性があるので熱帯魚の種類が多い水槽にも良い。
顆粒タイプ。粒が小さいのでゴールデンハニードワーフグラミーも食べてくれる。
流木・石・活着水草
ミクロソリウムは幅広い水質に対応し、非常に丈夫な水草。流木や石への活着性があり、管理しやすいのでおすすめ。プテロプス、トライデントなど種類も多い。