漫画・アニメ・書籍

【漫画】図書館の大魔術師。司書を目指す少年を描くビブリオファンタジーの最新3巻が発売。長かった一章が完結。

小雀ちゃん
小雀ちゃん
少年が司書になるまでの壮大な一章が完結!

当ブログで激推しの「図書館の大魔術師」の3巻が発売されました。

「図書館の大魔術師」はgood!アフタヌーンで連載中のビブリオファンタジー。

魔術が存在し、図書館が大きな力を持つ世界で、カフナ(司書)を目指すシオが種族の違いによる差別や価値観の違いなどを乗り越え、成長してく様を描いた王道物語です。

既刊は2019年9月時点で3巻。

2017年から連載が開始されたので、年1冊ペースでまだ既刊数は多くありませんが、1冊1冊が超高密度です。

絵の書き込みも細かく、ストーリーも濃密。当ブログで紹介している漫画の中でもBest3に入る名作漫画です。

図書館の大魔術師 既刊3巻

この巻でシオが司書を目指すきっかけを描いた1巻から、司書試験を経て司書になるまでの壮大な一章が完結します。

1巻から3巻から改めて通して読みなおしましたけど、映画を1本見終わったような読み応えがある物語展開でした。

この巻では、新たな物語の始まりを告げるキャラクターや伏線も多く登場しています。

当ブログの推しになりそうな猫耳っ娘のオウガも登場しましたし、さっそく感想を。

ネタバレありなので、気になる人は先に漫画を読んでくださいね。

3巻の章立ては第10話から第14話までの5話。これまで同様、それぞれにテーマがあり、作者が描こうとしている物語が見えました。

第10話:仮面と魔術師

仮面のカドー族でありマナの研究者である「サラ」とシオの出会いを通して異種族との文化の違いとマナの概念を描いています。

図書館の大魔術師 3巻より

シオが水のマナ属性というのは2巻で明らかになっていましたが、その魔力量の大きさが明らかにされました。

シオ、やはり主人公。俺つえぇ設定が入ってます。

「仮面を取れと言うのはあなたがここで裸になれと言われているようなものなんですよ。」

シオがサラを助けようと絡んできた受験生に言った言葉ですが、日本に暮らしていると異文化に触れる機会が少ないので力がある言葉ですね。

サラの素顔は仮面で分かりませんが、絶対に美人に違いない・・・!

第11話:カフナは田舎者の夢を見るか?

2巻の司書試験でコマの片隅に登場した秀才少女の「ナチカ」とケモ耳クリーク族の「オウガ」が登場します。

ナチカ、オウガ、シオのそれぞれの性格の違い、考え方の違いが描かれます。誰もがそれぞれに正しいことを言って、それぞれの正しい行動を取ろうとしている。しかし互いの考え、行動は相反する・・。

ナチカ、最初は嫌なやつなんですが、物語が進むにつれて可愛くなっていきます。ツンデレ担当ですかねぇ。

図書館の大魔術師 3巻より

シオがカフナを目指した理由を一蹴するナチカ。しかしナチカの言葉は単純に事実であり、シオの理由を否定した気持ちは理解できます。

図書館の大魔術師 3巻より

シオ、ナチカ、オウガの3人で組んで最終試験に臨みます。ナチカが自分より能力が劣ると思っている二人を疎ましく思う中、試験がスタートします。

シオとオウガの表情・・・。あとナチカの顔芸。ナチカは顔芸キャラなのか、この後も数々の顔芸を披露しています。もっと可愛く描いてあげて作者ー!

第12話:念のためにいたる病

図書館の大魔術師 3巻より

オウガのおっぱいが描かれます。当ブログ、オウガを推します(何

違った。ナチカの性格とその葛藤、そして壁を乗り越える姿が描かれます。

自分が正しく、自分を信じ、念には念を重ねるナチカ。そんなナチカをシオとオウガがリードしていきます。この章で成長したのはシオよりもナチカでしょうね。

そしてシオとオウガもそれぞれの持ち味を発揮してナチカを助けます。これぞチームワーク。これぞ友情。友情、努力、勝利、ですね。

図書館の大魔術師 3巻より

時には高台から飛び降りるつもりで決断しなければいけない時がある・・・。

図書館の大魔術師 3巻より

一人で仕事ができる者など、決して居はしないのだからー。

3巻の中で当ブログが1番に推したい言葉。身につまされる思いです。

第13話:少年と老婆

この章から大きく物語が動きます。1巻から示唆されていた「シオが時代の節目に成し遂げる大業」に関わってくる内容でしょう。

魔術書から呼び出されたと思われる「人口精霊」が街を襲い、シオとウイラ、大魔術が立ち向かいます。この章では、ウイラの謎というか伏線も回収しつつ、新たな伏線も貼られていますね。

この物語の世界観、大魔術師が遠い過去の伝説人のように描かれていますが、実は大魔術師が活躍した世界戦争から100年も経っていないんですよね。

図書館の大魔術師 3巻より

人口精霊のデザインもとても素敵。

当然、戦うべき敵・・・なのですが、1巻からほとんどのキャラがそうであるように、完全な悪として描かれているわけではないように思います。

人の業が生んだ悲劇・・・そんな存在なのではないでしょうか。

ウイラも好きなキャラなので、変な設定が判明したら嫌だなーと少しだけ心配です。中の人などいな・・・居てもいいから可愛い女の子であってと・・・。

1巻でシオを司書へと導いたセドナも再登場。しかし一瞬だけ。

図書館の大魔術師 3巻より

まぁセドナはこの先、再開と共闘などまた登場するシーンはあるでしょう。

2巻で登場したアルフも司書試験を受けているはずなのに1回も登場しないし(回想で一瞬だけ)、キャラが増えた分、それぞれの出番が減ってますね。アルフは重要なキャラっぽいから4巻での登場に期待。

第14話:私が育てた少年

いよいよ旅立ち編の終わりです。

シオが街を離れ、大好きなお姉ちゃんやサキヤ、村の仲間との別れが描かれます。

お姉ちゃんとは、やはり血のつながりが無さそうですね。明確に明言はされていませんが、外見だけでなくこれまでの言動や扉絵などからも想像されます。

美人で優しくて非の打ちどころがないお姉ちゃんが未だ独身という設定はご都合主義じゃないかしら・・・。

図書館の大魔術師 3巻より

サキヤちゃんに嫉妬するウイラ(笑)。

お姉ちゃん、サキヤ、ククオ、村の皆に別れを告げ、ウイラを連れて新天地となる本の都に旅だちます。小さな村の人々を変えたように、今度は世界を変える旅に出るのでしょう。

第一章「少年の旅立ち」。完。

4巻以降に大きな期待を持たせて3巻が終わります。

次の巻は2020年でしょう。楽しみに待ちます。