当ブログおすすめのコミックのひとつである「薬屋のひとりごと」ですが、最近になって人気が出てきていますね。
書店の漫画コーナーで平積みにされて特集を組まれているところも見るようになりました。
原作は小説ですが、コミカライズが2つあります。
ストーリーはどちらも原作に沿っているので同じですが、細かい描写やセリフ回しで違いがあります。ストーリーの進み具合も違うので、そのあたりをまとめようと思います。
作品紹介
中国の後宮を舞台にした物語で、後宮で下女として働くひとりの薬師の少女が、薬の専門知識と観察眼で後宮で発生する事件を解決していくというストーリー。
ジャンル的には「歴史ファンタジー」と「ミステリー」ということになるのでしょうか。
薬師の少女「猫猫(まおまお)」と彼女の雇い主である絶世の美青年「壬氏(じんし)」を中心に物語が展開されます。
もともとは「小説家になろう」というWeb小説サイトで連載されていたものが書籍化されたもので、この記事で紹介する漫画はそのコミカライズ版ということになります。
ちなみに「小説家になろう」では、今でも投稿された原作を読むことができます。
小説版はヒーロー文庫で2011年の10月から刊行されています。
小説レーベル | 作者 | 既刊 |
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ヒーロー文庫 | 日向夏(著者) しのとうこ(イラスト) |
11巻(2021年4月) |
コミカライズ版の2作品
ビッグガンガンコミックス版とサンデーGX版があります。
漫画レーベル | 作者 | 既刊 |
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ビッグガンガンコミックス | ねこクラゲ | 11巻(2021年6月) |
サンデーGX | 倉田三ノ路 | 8巻(2021年5月) |
ストーリーはサンデーGX版が先行しています。
さらに、サンデーGX版ではセリフ回しや感情描写がうまいです。
ビッグガンガン版では「ん?」と思うような描写もありましたが、サンデーGX版はそんなことはありませんでした。
ビッグガンガンコミックス版はとにかく絵が可愛い。
ねこクラゲ氏の美麗なイラストが魅力で、特にカラーの破壊力はすさまじいです。
当ブログ的にはビッグガンガン版で当作品を好きになったので、アニメ化もねこクラゲ氏の絵柄を基本にして欲しいなぁと思っています。
といっても、たぶん原作小説の絵柄が基調になるのだろうと思いますが。
読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。