可愛い女の子を描くことで定評のある（私の中で）″むっしゅ″氏の新刊「先パイがお呼びです！」が発売されました。先パイ、可愛いです。尊いです。
漫画の紹介の前に、当ブログではむっしゅ氏は初登場ということで、最初に簡単に作者のむっしゅ氏についても紹介します。
むっしゅ氏は2017年の電撃コミック大賞で「銀賞」を受賞し、電撃大王2017年7月号から『ふりだしにおちる！』を連載中。ツイッターのプロフィールには「主に女の子や女の子を描きます。」とのコメントが。男の子は描きません！（知らんけど）
いや、でも既存の2作品「ふりだしにおちる」「先パイがお呼びです！」はどちらも男性キャラはひとりも登場しません。わぁーお、最高ですね。こういう種類の漫画に無理に男性キャラを登場させる必要なんてないとです。
先パイがお呼びです1巻よりPixivでもイラストを描いています。こちらも女の子のイラストばかりですが、色々なタッチで描いていますし、版権ものも描いています。見ていて楽しいです。そしてほんとに可愛い。
電撃コミック大賞のインタビューでは、漫画を描き始めたのは「2年前と3年前の間くらいです。」と答えています。それより前からイラストなどは描いていたのかもしれませんが、漫画を描き始めてからデビューまでの期間が短いですねぇ。これが才能か・・・。
とにかく、描く女の子が可愛いです。ギャグマンガでもなく、エロ要素もないので、純粋に女の子同士の絡みというか、関係性の可愛さを楽しめる漫画を描いている感じです。
男性キャラが出ないので、ラブコメ要素もないですしね。心穏やかに読めますね。（何がだ）
アニメが4期まで作られて大ヒットした、女の子3人姉妹の日常を描いた漫画「みなみけ！」なんかの作風に近いです。みなみけには男性キャラもたくさん登場しましたが、むっしゅ氏の作品にはマジでひとりも登場しません。女の子を描きたいというむっしゅ氏の情念が見えます。
先パイがお呼びです！は、書籍の紹介によると、
呼び出しは迷惑？orご褒美？ みんなの憧れのマドンナで生徒会長の漆島きなこが 空腹で倒れているのを救った相馬より子。
これをきっかけに、きなこがピンチの時には 犬笛を吹けばより子が駆けつける、という オカシな関係になってしまい…。
という感じで、より子が人気者の生徒会長きなこの犬になる・・・わけではないですが、より子がきなこに懐かれてしまうお話。
きなこの方が先輩で、しかも生徒会長ですが、どこか抜けたというか、ぼんやりしたマイペースなきなこのペースに、より子が呑み込まれてきます。きなこもより子も可愛いですね。こんな女子高生、ほんとにいたら都市伝説ですわ。
先パイがお呼びです1巻よりきなこが懐いているのか、より子が懐いているのか・・・そんなお互いに近からず遠からずの関係性が良いですね。
きなこ会長を務める生徒会の面々もそれぞれ個性をもったキャラクターです。会長が大好きすぎる副会長に背が高くて女生徒から人気の書記といった感じ。まぁ、設定もテンプレというか、ありがちな作風ではあります。とにかく絵とキャラの可愛さにほんわかする作風ですね。
先パイがお呼びです1巻よりふりだしにおちる。もお勧め。
こちらの漫画は、書籍の紹介によると、
女子高生ってなんだろう？？？
ある日中学生の妹に「お姉ちゃんって女子高生っぽくないよね」と言われた、青井鳩16歳（女子高生）。 なんとまさか自分が女子高生っぽくなかったとは！ 確かに友達はなんだか女子高生っぽい！ むむむ…いったい何が違うのか……！ じっくり観察して、立派な女子高生にならねばー！
女子高生の「良さ」が詰まった、ふんわり日常コメディ☆
女子高生らしくないヒロイン「はとちゃん」が女子高生っぽい周りの友達と過ごすほのぼのとした日常を描いた漫画です。
ふりだしにおちる1巻よりこちらも「先パイがお呼びです！」と同じでエロ要素はないですし、男性キャラも登場しません。ひたすら絵の可愛さ、キャラの可愛さを愛でてほんわかする漫画です。
キャラもやっぱりテンプレート。ギャルっぽい見た目でおバカ担当の亮と、大人っぽく面倒見がよいお母さん的なポジションの春子。小柄でツインテールのツンデレ担当の萩ちゃんなど。
担任の先生も保健室の先生も3年生の先輩も、登場するキャラは全て可愛い女性キャラなのでご心配なく！（何がだ）
私は鳩の妹である灯が好きですねー。クールビューティーで表情に乏しいけどお姉ちゃん大好きなツンデレ長身女子中学生。
・・・要素詰め込んでますな！
ふりだしにおちる1巻よりうーん、でも萩ちゃんも可愛い、選べない・・・。
「先パイがお呼びです！」「ふりだしにおちる」のどちらの作品も試し読みできるので、触りだけでも読めば全体の雰囲気が分かると思います。
こういう作風と、何よりむっしゅ氏の絵が好きな方は、満足できる漫画かなと思います。
「先パイがお呼びです！」「ふりだしにおちる」の試し読みはこのリンクからどうぞ。
読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。
2021年に読んだ本
2020年に読んだ本
