当ブログの3代目の水槽は「メンテナンス性が高い水槽」というコンセプトで立ち上げています。
- 底砂・低床の掃除がしやすい
- ガラス面の掃除がしやすい
- レイアウト変更がしやすい
45センチスリム水槽であり、水量が17リットルと少ないため、週に1回は水替えが必要です。
低床魚であるコリドラスをメイン生体としているため、底砂の掃除もかかせません。
また、レイアウトをすぐに変えたくなる性格なので、配置が固定されるのも避けました。
そこで、次の3点を考慮しました。
- プロホースでの掃除が簡単な底砂・低床とする
- 水草は石や流木に活着させて移動可能とする
- 動かせる石や流木をメインとして水草は少なくする
動画はこちらです。
底砂・低床は田砂。プロホースで掃除
17リットルしか水量がないので、水も低床もすぐに汚れます。
週に1回程度の水替えと掃除が必要なので、とにかく掃除がラクになるようにしました。
また、コリドラスをメイン生体とすることに決めていたため、低床はソイルではなく砂に決めていました。
低床が砂だと、コリドラスのモフモフが観察できますからね。
コリドラスは砂ごと餌や微生物を取り込み、エラでこして食べます。低床を砂にするとエラから砂を吐き出している姿を観察できます。
まぁ、砂を出しながら泳ぐので、流木や石に砂をかけられるというデメリットもありますけど。特に大きめのコリドラスはこれをやるんですよね。
GEXのナチュラルパウダーなどの細かい砂もありますが、軽すぎるとプロホースで吸い込んでしまうので、掃除に不便です。
そこで、コリドラスがモフモフできて、かつプロホースで吸い込みにくい重さのある田砂としました。
当ブログの水槽はレイアウトも全て取り出し可能としているので、月に1度は全て取り出してプロホースで低床の全面を掃除しています。
水草は全て石に活着。取り出して掃除可能
低床に水草を植えていると、プロホースでの低床掃除が難しくなるので、水草は全て石に活着させています。
低床を掃除するときは、石ごと水槽の外に取り出せます。
月に1度は低床全面にプロホースをかけて大掃除しています。低面積の小さな水槽なので、低床が汚れるスピードも早いんですよね。
水草を石に活着させるもうひとつのメリットは、水草のトリミングを水槽の外で可能なことです。
トリミングのハサミを水槽に突っ込む必要がないので、手も濡れず、作業もしやすいです。
流木・石をメインとして水草は少なくする
水草が多いと、どうしてもメンテナンスに手間がかかるので、なるべく楽をしようとするなら水草は少なめの方がいいです。
本格的な水草水槽を目指すのでなければ、流木や岩、石をメインレイアウトとして水草を減らすのも手です。
こちらの記事でも書いていますが、水量の少ない水槽に水草を植えすぎると水質トラブルの原因になります。
当ブログでは流木も石も、かんたんに動かせるサイズのものを使っています。
ガラス面をコケワイパーなどで掃除するときは、邪魔にならない場所に移動させたり、水槽の外に取り出しています。
重い岩などは事前に掃除することを考えて配置する必要がありますが、動かせるレイアウトなら気にする必要はないですからね。
あと、水槽から取り出せる流木や石というのは掃除のしやすさでもメリットがあります。
水槽の外でブラシなどを使って掃除することができますし、しつこいコケが発生した場合は熱湯につけるなどして対処することもできます。
アクアリウムは手がかかりますが、できるだけラクにメンテナンスできる水槽を作りたい場合は、このような方向性もアリだと思います。
水槽セット
ガラス水槽、外掛け式フィルターなど水槽立ち上げに必要なものが揃ったセット。
バックスクリーンを貼るために必要なものが揃ったセット。バックスクリーンは仕上がりが綺麗な糊タイプがおすすめ。
必須用品(ろ過・エアレーション)
ろ過装置とエアレーションは静かなものを。
ろ過装置・フィルタ
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。交換用のバイオパックもコスパが良い。
テトラ製より若干静音性に劣るが省スペース。交換用のスリムマットは若干コスパが悪いのでまとめ買いが良い。
エアレーション用品
静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。エアストーンはアンビリーバブルAIRがおすすめ。
メンテナンス用品
水替えと掃除はこまめに。
水替え用品
水替え時の水道水のカルキ抜き。
善玉菌で水槽底のフンや残餌などの汚れを分解。
生きた「ろ過バクテリア」で素早く生物ろ過を立ち上げる。
掃除用品
水替え時の水抜きでお馴染み。砂利などの低床を丸ごと掃除できるのでアクアリスト必須。
磁石の力で水槽に手を入れずにガラス面を掃除できる。
水温管理用品
室内に置いた水槽なら小型のヒーターで十分。水温コントローラー内臓で26℃に保つ。
水面に送風して水温を下げるクールファン。夏には必須だが、送風音が大きいので生活スペースに置いた水槽には使いづらい。
その他
エサや水槽レイアウト用の流木や石など。
エサ(餌)
顆粒タイプ。沈下性があるので熱帯魚の種類が多い水槽にも良い。
顆粒タイプ。粒が小さいのでゴールデンハニードワーフグラミーも食べてくれる。
流木・石・活着水草
ミクロソリウムは幅広い水質に対応し、非常に丈夫な水草。流木や石への活着性があり、管理しやすいのでおすすめ。プテロプス、トライデントなど種類も多い。