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【読書記録】2022年12月に読んだ新書、単行本、小説、漫画

2022年12月の読書記録
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2022年12月に読んだ新書、単行本、小説、漫画。

  • 書籍は付箋を貼った要点メモ
  • 小説、漫画は感想を一言

12月は新書4冊、単行本1冊、漫画2冊でした。

新書

株式投資2023
著者 前田昌孝
発売日 2022/11/9

株式市場の世界を取材歴40年のベテラン証券記者が取材とデータ分析をもとに独自の切り口で解説する。

  • 日本企業は自社株買いと言っても手元資金を取り崩して実施する程度だが、米国では借金をしてでも自社株買いをする企業が多い。
  • つい最近までの米国株高は自社株買いが支えてきたと言われるほど。
  • 日本国債の利回り曲線がすべての年限に渡って0.5%ずつ上方シフトすると、日銀の含み損は約16億円になり、1.0%ずつ上方シフトすると約31兆円に膨らむ。
バカと無知
著者 橘玲
発売日 2022/10/15

一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

  • 無理ゲー社会」や「言ってはいけない」の橘玲の最新作
  • 「認知的方協和」と呼ばれる心理状態は、矛盾した2つの考えを同時に抱くと、ものすごく不快に感じられること。
  • 「相補的認知」とは「ある次元の評価が高ければ別の次元の評価は低くなる傾向」を言う。たとえば「金持ちは心を許せる相手がいないから不幸だ」のように。
  • 「犠牲者非難」とは犯罪または不正行為によって生じた被害に関して、その責任の一部または全部を被害者に負わせること。
  • 「ダニング・クルーガー効果」とは「バカの問題は自分がバカであることに気づかないことだ。なぜならバカだから」といもの。
  • スポーツの場合、他社のパフォーマンスへの評価と本人の成績との相関関係は0.47前後だが、技術知識で0.33、面接能力で0.28、管理能力で0.04で他人に対する評価と自分の実力がほとんど一致しない。
  • 恵まれた家庭に生まれ育った賢い子供は、学校でうまくやっていけるので、成績もよく自尊心も高い。このようにして「自尊心は原因ではなく結果だ」ということが科学的に証明された。
超インフレ時代のお金の守り方
著者 藤巻健史
発売日 2022/12/16

急激な物価上昇、進む円安。円ドル相場は一時1ドル150円を超えるなど、1年で40円近くの円安に。まさに異常事態である。今の日本と世界を取り巻く来たる大激動の時代に生き残るために必須の一冊。

  • ドル円の相場を決めるもっとも大きな要因は「経常収支動向」と「日米金利差」の2つ。
  • ドル建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)は投資信託の一種で為替の利益に対する税率が20%の源泉であることが魅力。
  • 日本は所得税が課せられる最低限の所得である課税最低限が高く、多くの人が所得税を支払っていない一方、お金持ちの人は所得の多くを税金で持って行かれてしまう。
  • 日本の所得税を払っていない人の比率の多さは世界有数と言われている。
  • 日本が「結果平等」を重視しているのは日本が実質的に社会主義国であることのなによりの表れのような気がする。
世界インフレと戦争
著者 中野剛志
発売日 2022/12/14

世界が物価高騰に襲われている。この高騰は、景気の過熱に伴う「デマンドプル・インフレ」ではなく、景気後退・政情不安を招く「コストプッシュ・インフレ」の性格が強い。その背景にあるのは、グローバリズムの終焉という歴史的な大変化だ。

  • サンフランシスコ連銀のアダム・ヘイル・シャピーロも2021年から2022年にかけてのアメリカのインフレについて、その要因の半分以上が供給側の要因によるコストプッシュ・インフレであると推計している。
  • セントルイス連銀のビル・デュポイらによる2015年の研究によれば、戦後のアメリカで積極的な財政政策がインフレ期待を高めてインフレを起こしたことはほぼなかった。
  • 先進諸国において2010年以降、少子高齢化が進み、総人口に占める生産年齢人口の比率が急速に減少していった。
  • 時を同じくして、新興国においても、先進国ほどではないものの、生産年齢人口の比率が減少に転じていった。
  • 野田知彦と阿部正浩による実証分析は、2000年以降、金融機関と密接な関係を持つ旧来型の日本型企業統治がなされている企業では賃金が相対的に高く、外国人株主の影響が強い企業ほど、賃金が低くなっていることを明らかにしている。
  • そして、最も大きな賃金抑制圧力は外国人投資家の影響であるとしている。
  • 財政支出の伸び率とGDP成長率の相関関係のグラフを見るとおり、日本は大規模なばらまきを行うどころか、世界に冠たる緊縮財政国家であった。

単行本

すごい心理学
著者 内藤 誼人
発売日 2019/4/10

「え? 本当に?」「ちょっと怖い…」「こんなことまで?」とにかく心理学の面白さを感じられるネタだけを厳選して、「ごった煮」のように作り上げた本です。何となく心理学に興味はあるけれど、難しそうで手を出せなかった人、心理学の本を何十冊と読んで、少し飽きてきてしまった人。誰にでも必ずご満足いただける内容です。

  • 男性の場合、相手によく見られるのは顔。女性の場合は身体全体。
  • 悲観的なことを口にしている候補者のほうが落選する。
  • 近くに住んでいるもの同士が結婚しやすい。ボッサードの法則。
  • いじめの対象がいると、ほかの人はひとつにまとまる。これを「黒い羊効果(ブラック・シープ効果)」という。
  • 人脈作りは最初の3ヵ月で決まる。ネットワークの拡大は最初の3ヵ月で止まる。
  • 白いシャツはイイ男に見える。日本人の場合は青も好ましい印象を与えることが分かっている。
  • 犬は飼い主に似てくる、ではなく、もともと似ている犬を選ぶ。車も無意識に自分に似ている車を選ぶ。

漫画

転生したらスライムだった件 22巻
著者 川上 泰樹 (著), みっつばー (著), 伏瀬 (原著)
発売日 2022/12/8

“七曜”の手にかかってしまったヒナタ。完全回復薬(フルポーション)や回復魔法が効かず、彼女の命の灯火は消えようとしていた。ヒナタを守りつつ”七曜”との決着を付けようとしたその時、突如現れたのは魔王ルミナス。その目的とは? そしてヒナタと”七曜”の命運は?

神無き世界のカミサマ活動 6巻
著者 朱白 あおい (著), 半月板損傷 (著)
発売日 2022/11/29

ガイアの信者を掌握することに成功した征人は、彼女に服従を迫る。だが、ガイアは不敵に笑い、切り札である外獣「テュポーン」を呼び出す!それは、ミタマたちを圧倒するほど強大で…!?

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