書籍・漫画 PR

【読書記録】2022年07月に読んだ新書、単行本、小説、漫画

2022年07月の読書記録
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2022年07月に読んだ新書、単行本、小説、漫画。

  • 書籍は付箋を貼った要点メモ
  • 小説、漫画は感想を一言

7月は新書4冊、単行本2冊、小説3冊、漫画3冊でした。

新書

第三次世界大戦はもう始まっている
著者 エマニュエル・ドット
発売日 2022/6/17

戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。歴史人口学者のエマニュエル・ドット氏がロシアのウクライナ侵攻を語る。

  • 老人支配国家 日本の危機」などのエマニュエル・ドット氏の新刊。
  • 2008年4月のブカレストでのNATO首脳会議で「ジョージアとウクライナを将来的にNATOに組み込む」ことが宣言された。その直後、プーチンは緊急記者会見を開き「強力な国際機構が国境を接するということはわが国の安全保障への直接的な脅威とみなされる」と主張した。ロシアにとってのレッドラインを明確に示していた。
  • GDPは産業構造が変容し、モノよりサービスの割合が高まるなかで、次第に「現実を測る指標」としてのリアリティを失っていった。例えばアメリカでは膨大な裁判報酬もGDPに含まれる。
  • 対ロシア制裁で最終的に犠牲者になるのはヨーロッパ自身。
  • 「核の傘」は幻想。中国や北朝鮮にアメリカ本土を核攻撃できる能力があれば、アメリカが自国の核を使って日本を守ることは絶対にありえない。
  • ミアシャイマーの第1の見解は「いま起きている戦争の原因と責任はアメリカとNATOにある」ということ。ウクライナが事実上のNATO加盟国になっていたこと。
  • ロシアが「戦車という時代遅れの兵器」を抱えている一方で、アメリカは「空母という時代遅れの兵器を抱えている」
なぜ日本企業はゲームチェンジャーになれないのか イノベーションの興亡と未来
著者 山本康正
発売日 2022/7/1

本書では各産業分野におけるイノベーションの歴史をたどりながら、進化し続ける最先端のテクノロジーと企業を紹介する。そこから見えてくる日本企業の失敗の本質、そして未来とは――。

  • 2025年を制覇する破壊的企業」などの山本康正氏の新刊。
  • 先月「お金の未来」を読んでがっかりしたけど、この本も少しがっかりした。タイトルと中身のギャップが・・・。
  • 2018年に日本では約70年振りに漁業法が大幅に改正され、水産資源の持続可能な利用のために、漁船ごとに漁獲量を割り当てる方式が採用された。
  • 領空における権限には国際協定があるが、宇宙空間は比較的無法地帯。他国の戦闘機が領空を侵犯すれば自衛隊がスクランブル発進するが、宇宙空間であれば現状は発進できない。
  • 日本の研究者が発表した論文が他の論文にどれだけ多く引用されているかを示す「トップ10パーセント補正論文数」のデータでも、2021年はインドに抜かれて前年の9位から10位に後退している。
ウクライナ危機後の世界
著者 ユヴァル・ノア・ハラリなど7名
発売日 2022/6/22

ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃。独裁者プーチンによる民主主義世界への挑発が続くなか、現代最高峰の知性7人に緊急インタビューを敢行。

  • 現在、アメリカでは「大退職時代」とも呼ばれるような現象が起きている。
  • 核武装ではなく米軍の駐留こそが、日米同盟と核の傘を確実なものにする最も効果的な方法である。
  • ベリングキャットの特徴はオープンソース情報に基づいて調査が行われる点。
行動経済学の使い方
著者 大竹 文雄
発売日 2019/9/21

研究と応用が進み、行動経済学は「使う」段階に来ているのだ。本書では「ナッジ」の作り方を解説する。人間の行動の特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定、より良い行動を引き出す。

単行本

佐藤優の地政学入門
著者 佐藤優
発売日 2022/3/17

なぜロシアはウクライナにこだわるのか?なぜ米・ロ関係は冷戦後最悪となったのか?地政学を知れば、世界情勢の「裏側」が見えてくる。

  • 「ハートランドを制するものが世界を制す」というマッキンダーの理論は「ランドパワー理論」。
  • ランドパワー理論に対してニコラス・スパイクマンが唱えたのが「リムランド理論」。
  • 「世界をつなぐワールドシーを制するものが世界を制す」というアルフレッド・ハマンの理論が「シーパワー理論」。
  • 1978年に勃発したアフガニスタン紛争では軍事介入に踏み切ったソ連に対抗すべく、パキスタン・イスラム共和国はアメリカとともに「ムジャーヒディーン」イスラム義勇兵を支援した。
  • この時にアメリカがパキスタン経由で供与したスティンガーミサイルはソ連を撤退に追い込んだが、ムジャーヒディーンから生まれたタリバンや、国際テロ組織アルカイーダの武器となった。
  • 中東地域が「世界の火薬庫」と呼ばれるようになった要因は、第一次世界大戦中にイギリスが展開した「三枚舌外交」にあると言われる。
エッセンシャル思考
著者 グレッグ マキューン
発売日 2014/11/19

99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?

  • 心理学で「決断疲れ」と呼ばれる状態がおきている。
  • ピーター・ドラッカーは「できる人はノーという。これは自分の仕事ではない、と言えるのだ」と言っている。
  • 非エッセンシャル思考の人は、とにかく目の前のことに反応する。聞いたばかりのチャンスに飛びつく。エッセンシャル思考の人は調査と検討に時間をかけることを選ぶ。
  • エッセンシャル思考の生き方はノーを言い続ける生活だ。上手な断り方を何種類も身につけておいたほうがよい。
  • プランニング・ファラシー(計画錯誤)(計画の誤謬)とはダニエル・カーネマンが1979年に提唱した言葉。作業にかかる時間を短く見積もりすぎる傾向をいう。

小説

七人の証人
著者 西村京太郎
発売日 2021/6/15

十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐されてしまう。彼が気付いたときには、不可思議な島にいた。島内にはある町の一角が、映画のセットのように忠実に作られていた。その島に連れてこられた十津川以外の者たちは、全員ある殺人事件の関係者だった。

天久鷹央の推理カルテ
著者 知念 実希人
発売日 2014/9/27

統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた…?

天久鷹央の推理カルテIV
著者 知念 実希人
発売日 2016/1/28

小鳥。この事件は、お前が解決するんだ。喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは――。

漫画

転生したらスライムだった件 21巻
著者 川上 泰樹 (著), みっつばー (著), 伏瀬
発売日 2022/7/7

再び戦いへと突入してしまったリムルとヒナタ。ヒナタを慕う部下達もシオン達と戦闘を開始し、事態は全面戦争の様相を呈していた。リムルが回避したかったはずのこの状況は、そのどれもが”七曜”が仕組んだもので――。

出会って5秒でバトル 20巻
著者 はらわたさいぞう (著), みやこかしわ (イラスト)
発売日 2022/7/19

燈夜との決闘を前に母・晶(あきら)の秘密をユーリに打ち明けるアキラ。幸せだった家庭に起きた悲劇とすれ違う残された者の感情。

幼女戦記 25巻
著者 東條 チカ (著), カルロ・ゼン (原著)
発売日 2022/7/26

フランソワ残党との死闘を終え、帝都に帰還したターニャ率いる二〇三大隊。南方で挙げた戦果を以てすれば休暇は確実!と息巻くターニャを迎え入れたのは、笑顔のレルゲン大佐と何やら渋い顔をしたウーガ少佐で…?

おすすめ書籍