熱帯魚 PR

水槽の緑濁りの除去方法。白濁りやアオコではなく、水草の色素が原因の可能性がある

水槽の緑にごりの原因と対策
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

当ブログの水槽で突然の「緑にごり」が発生しましたので、その原因とニゴリ除去の方法についてまとめました。

最初に結論を書くと「水草の葉や茎から出る色素が原因」であったようです。

最終的にはコトブキの黄ばみ・アク除去ろ材を入れたら嘘のようにクリアな飼育水になりました。このろ材は「色素吸着に特に効果がある」というものです。

水槽の飼育水の濁りには白濁りや緑濁りなどがあり、緑色の濁りはアオコなどの植物性プランクトンが原因のことが多いです。

しかし、今回のように水草の色素が原因の可能性もあるため、アオコ対策で効果が無い場合は色素を吸着するろ材を使うと改善する場合があります。

黄ばみ・アク除去ろ材を水槽に投入する前と後の画像がこちらで、1~2日ほどで透明度が回復しました。

緑濁り対策のBeforeとAfter緑濁り対策のBeforeとAfter

当ブログの水槽はグラステリア スリムを使っており、水量は17リットルです。水草はミクロソリウムを2株ほど増やしただけですが、水量が少ないので大きな影響があったようです。

コトブキの「すごいんですろ材」シリーズは「黄ばみ・アク除去」「ニゴリ・アオコ取り」「活性炭」がありますが、水草や流木の色素が原因の場合は「黄ばみ・アク除去」が良いと思います。

【緑ニゴリ発生時の動画】


【緑ニゴリ改善後の動画】

水槽の濁りの種類と対策

水槽の濁りには「白濁り」と「緑濁り」があり、よく発生するのは白濁りです。

ただし、外から見ると白く濁っているように見えても、飼育水を抜き取ってみると緑濁りであることも多いです。

当ブログで発生した濁りもそれで、最初は白濁りかと思いました。飼育水をコップに入れてみて緑であることに気づき、そこから対策方法を変えていきました。

白濁り

白濁りの原因はバクテリアの活動が不安定であることが考えられます。

ろ過フィルタや水槽内に存在するはずの「ろ過バクテリア」が不足しているため、大量に発生した微生物が水中を舞っている場合です。

大量に水替えを行ってバクテリアが死んでしまい、その死骸が水中に舞い上がって白濁りが発生する場合もあります。

こういう場合はバクテリア剤の付与やろ材を追加することで、水槽内のバクテリア環境を整えてあげれば改善します。時間は必要ですが、バクテリア環境は地道に作るしかありません。

バクテリア環境を整えつつ、何度か水替えを繰り返せば、少しずつ水が透明に近づいていきます。それで様子見ができればいいですが、手っ取り早く白濁りを除去したい場合には凝集剤を使う手もあります。

凝集剤はろ過フィルタをすり抜けてしまうような微粒子を集めてくっ付けてしまい、フィルタで除去できる大きさにするものです。

大きい粒子であればろ過フィルタで除去できますが、ろ過フィルタを通過するような小さな微粒子だと除去できないので、その場合は凝集剤を使います。

古代魚やエビなどの甲殻類がいる水槽では使えないので、その場合は退避させたうえで使うと良いです。

緑濁り

緑濁りの原因の多くは植物性プランクトンの大量発生です。いわゆる「アオコ」というやつで、グリーンウォーターと呼ばれます。

グリーンウォーターの原因は飼育水の富栄養化や、水草へ光を当てすぎていることが原因となります。

水量に対して生体の数が多かったり、餌を与えすぎて食べ残しがあると、飼育水が栄養豊富になり、植物性プランクトンの増殖を引き起こしてしまいます。

また、アオコなどの植物性プランクトンは光合成するので、光が強すぎたり長すぎると繁殖の原因となります。

太陽光が水槽に直接あたっていたり、光を長く当てている場合は原因となっていないか気にする必要があります。

当ブログも最初は植物性プランクトンを疑い、凝集剤やアオコ除去剤を使ったり、水槽に布をかぶせて光が入らないようにして対策しました。植物性プランクトンが原因であれば、これで改善したはずです。

これだけやっても改善しなかったため、水槽リセットも考えましたが、水草をメンテナンスのために取り出したとき、緑色が容器に着色したことから色素を疑いました。

結果として、色素を吸着するろ材を水槽に投入することで、あっさり改善されました。

「すごいんですろ材」は外掛けフィルターにセットして使うのが効果的ですが、当ブログのように外部フィルターなどで使えない場合は、そのまま水槽に入れるだけでも効果があります。

熱帯魚・アクアリウム用品

水槽セット

ガラス水槽、外掛け式フィルターなど水槽立ち上げに必要なものが揃ったセット。

バックスクリーンを貼るために必要なものが揃ったセット。バックスクリーンは仕上がりが綺麗な糊タイプがおすすめ。

必須用品(ろ過・エアレーション)

ろ過装置とエアレーションは静かなものを。

ろ過装置・フィルタ

静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。交換用のバイオパックもコスパが良い。

テトラ製より若干静音性に劣るが省スペース。交換用のスリムマットは若干コスパが悪いのでまとめ買いが良い。

エアレーション用品

静音性が高いので居住スペースに置くにも良い。エアストーンはアンビリーバブルAIRがおすすめ。

メンテナンス用品

水替えと掃除はこまめに。

水替え用品

水替え時の水道水のカルキ抜き。

善玉菌で水槽底のフンや残餌などの汚れを分解。

生きた「ろ過バクテリア」で素早く生物ろ過を立ち上げる。

掃除用品

水替え時の水抜きでお馴染み。砂利などの低床を丸ごと掃除できるのでアクアリスト必須。

磁石の力で水槽に手を入れずにガラス面を掃除できる。

水温管理用品

室内に置いた水槽なら小型のヒーターで十分。水温コントローラー内臓で26℃に保つ。

水面に送風して水温を下げるクールファン。夏には必須だが、送風音が大きいので生活スペースに置いた水槽には使いづらい。

その他

エサや水槽レイアウト用の流木や石など。

エサ(餌)

顆粒タイプ。沈下性があるので熱帯魚の種類が多い水槽にも良い。

顆粒タイプ。粒が小さいのでゴールデンハニードワーフグラミーも食べてくれる。

流木・石・活着水草

ミクロソリウムは幅広い水質に対応し、非常に丈夫な水草。流木や石への活着性があり、管理しやすいのでおすすめ。プテロプス、トライデントなど種類も多い。