人感知センサー付きライト(電球)を選ぶ時は、コストパフォーマンスではなく品質重視で選びましょう。
安かろう悪かろうではないですが、安くてもセンサーの感度が悪ければ人感知センサー付きの電球に変える意味がありません。
この記事ではPanasonicとアイリスオーヤマの人感知センサー付き電球を紹介します。
センサーの感知精度や範囲などの品質を考えれば、Panasonicのひとセンサー付き電球はお勧めです。
人感知センサー付き電球の選び方
高品質なセンサーを持つトップシェアのPanasonicと、安価でコストパフォーマンスの良いアイリスオーヤマの人感知センサー付き電球がお勧めです。
玄関や階段など、電球と人との距離が離れている場所(天井が高いなど)や、少し遠くからでも確実にライトをONしたい場所には、センサー感度の高いPanasonicがお勧めです。
PanasonicはAmazonや楽天のレビューでも不良の割合が低いようです。
一方、トイレや洗面所など電球と人との距離が近い場合や、至近距離まで近づいて点灯すれば問題ない場所には、安価なアイリスオーヤマがお勧めです。
アイリスオーヤマの電球はセンサーの感度の悪さや不良も指摘されていますが、海外メーカに比べれば良い品質だと思います。
Panasonicの人感センサー付き電球
Panasonicのひとセンサータイプの電球は、少し高いですが品質が良いので安心して使うことができます。
商品のラインナップは次の通り。
明るさ | 光色の種類 | 口金(取付口サイズ) |
---|---|---|
電球60形相当 | 電球色相当 | E26口金 |
昼光色相当 | ||
電球40形相当 | 電球色相当 | |
昼光色相当 |
電球は60形相当、40形相当の2種類で、光の色は電球色と昼光色の2種類です。
電気器具との取付口のサイズ(ネジの大きさ)はE26口金の1種類のみです。後述しますが、他の取付口サイズに取り付ける場合はアダプターを使います。
価格はオープン価格ですが、60形相当と40形相当で価格差はほぼないので、求める明るさと光の色に応じて選びましょう。
こちらのビックカメラのサイトで詳しい説明がありますが、明るさは60形相当の方が40形相当より明るいです。また、電球色は柔らかいオレンジ色で、昼光色は明るい青白い色になります。
光色の種類 | 色合い | 向いている場所 |
---|---|---|
電球色 | 明るい青白い色 | リビング、勉強部屋 |
昼光色 | 柔らかいオレンジ色 | 玄関、お風呂、トイレ |
Panasonicのひとセンサの特徴は、何と言ってもわずかな動作でもしっかり反応する高性能センサーであることでしょう。
電球の真下を中心に直径5メートル程度の範囲を検知し、さらに直径1.5メートル程度が微動検知範囲となっています。なお、「Φ」は直径を表す表記です。
注意点としては、Panasonic製品に限りませんが、人感知センサータイプの電球は下面が開放型された器具でないとセンサが反応しない点です。
密閉容器で電球を覆っているタイプや、下部が空いてても周りを大きく覆っているタイプの場合はセンサが反応しなかったり、反応が鈍くなるので注意してください。
そのようなタイプの場合は、ケースなどを外して電球単体で使いましょう。
なお、多少のカバーがあっても反応するでしょ?とか横向きに付けても反応するでしょ?と思っている人も多いですが、正しく反応しないことがほとんどです。
横向きの場合は取り付ける場所が低ければある程度は反応します。
しかし、カバーがある場合はほとんど正しく反応しません。人を検知できずに点灯しないケースだけでなく、点灯した後もカバーを障害物として検知して、灯りが消えないケースがあります。
電球の周りを覆うタイプのカバーであれば、検知する範囲は狭くなっても反応はします。しかしセンサーを覆うタイプのカバーはまともに動作しないと考えてください。
アイリスオーヤマの人感センサー付き電球
アイリスオーヤマの人感知センサー電球の良さは何と言っても安価なコストパフォーマンスの良さです。
商品ラインナップは次の通り。
明るさ | 光色の種類 | 口金(取付口サイズ) |
---|---|---|
電球60形相当 | 電球色相当 | E26口金 |
昼光色相当 | ||
電球40形相当 | 電球色相当 | |
昼光色相当 | ||
電球30形相当 | 電球色相当 |
価格はアイリスプラザの参考価格で次の通り。
明るさ | 光色の種類 |
---|---|
電球60形相当 | 1,780円程度 |
電球40形相当 | 1,680円程度 |
電球30形相当 | 1,580円程度 |
Panasonic製品に比べると半額近く安価ですので、クローゼットや物置など、色々な場所に気軽に使えると思います。
こちらも取付口サイズはE26口金のため、E17口金などの電気器具に取り付ける場合にはアダプターが必要です。
口金(取付口サイズ)が異なる場合はアダプターを使う
E26口金やE17口金などは、電球と電球を取り付ける電気器具との接続口のサイズを意味しています。
日本の電気製品では、ほとんどの場合、E26口金が使われていることが多いです。
廊下や脱衣所など、小さな電球にはE17口金などのサイズが使われていることもあります。
電球を取りはずしてみると、どこかにサイズの記載があるはずですので、人感知センサー付き電球に取り換える時は、まず今の電球の口金を確認しましょう。
E26口金であれば、Panasonic製品もアイリスオーヤマ製品もそのまま取り付けることができます。
E17口金であれば、そのままは取り付けられないのでアダプターを使います。
アダプターを利用すればほとんどの電球に取り付け可能なので、色々な場所の電球で自動ON・OFFができるようにすると生活がとても快適になります。
スマートプラグで人感知を実現する
人を感知して自動でライト(その他家電の電源も)をON・OFFする方法のひとつに「スマートプラグ」と「モーションセンサー」を利用する方法があります。
スマートプラグとは、スマートフォンから電源のON・OFFをコントロールすることができるプラグで、コンセントに繋いで利用します。Amazon Echo(Alexa)と連動させることで、音声での電源ON・OFFの操作も可能です。
モーションセンサーはこのスマートプラグの拡張商品であり、スマートプラグと併用することで、人を感知してプラグのON・OFFを自動で行うことができるようになります。
しかし、当記事のタイトルにもあるように、ライト(電球)のON・OFFであれば人感知センサー付きの電球が市販されているので、素直にそれを買えば良いです。
コストパフォーマンス的にもスマートプラグとモーションセンサーを買うよりは、人感知センサー付き電球を買った方がお得です。
音声による電源の操作や、人感知による家電の操作を実現したい場合は、スマートプラグ+モーションセンサーを使うと良いです。
電気のON・OFFだけであれば、人感知センサー付き電球で生活が便利になりますよ。玄関、トイレなど、自動での電気を付けたい場所への導入がお勧めです。
読書の習慣がある人は幸福度が高い、らしい。